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IELTSスコアアップにかかる時間
IELTSでオーバーオールを0.5上げるのに100~300時間かかるそうです。
私が最初にIELTSを受けたときはオーバーオール5.5でした。
私は英語がダメなのでおそらく1000時間かけてオール7を取りました。
オール7取ったのはこれが最後です。
3か月かかったので、一日10~12時間程IELTSだけに費やしていました。
何という無駄な時間・・・
オーストラリアに来た
メルボルン大学院の入学許可を得て2013年9月に渡豪。
現在に至るまで日本人の知り合いがいないため、常に英語を話していました。
ネイティブスピーカー・非ネイティブスピーカーごちゃまぜでとにかくいっぱい話していたのを覚えています。
中華人口が大きいおかげか中国語も上達しました。ははは。
両親や友人とFacebook(昔はLINEでした)で話すのが唯一日本語で話す瞬間でした。今は妻に日本語を話させようとがんばってます。
道は長い・・・
英語圏で住んでもスコアが伸びない
さて、オーストラリアに来ました。
大学院在学中は大手企業に応募するためにIELTSオール8.0を目指していました。
ただあまり勉強はしていなかったですね。毎日英語話していれば自然に試験のスコアも上がるだろうと謎の自信を持ってました。
これが間違いだった。
オーストラリアで数回IELTSを受けましたが、結局日本にいた時以上のスコアを上げることはできませんでした。
つまりオーストラリアに来て英語に触れてもIELTSのスコアは上がらなかったわけです。
なぜスコアが伸びないのか。
オーストラリアで済んでいたにもかかわらずスコアは伸びなかった。
いくつか理由があります。
普段使う英語と英語試験のための英語が違う―これは大きいですね。英語試験のための勉強をしないとだめですね。
自分の限界に達する―私たちはネイティブスピーカーではありません。もし私たちの限界がIELTS7.5ならそこまででしょう。
IELTSオール8.0は不可能
おそらくIELTSオール7.0まででしたら海外に数年住めば取れるでしょう。
ただIELTSオール8.0は非ネイティブスピーカーにとってただただ不可能です。
オーバーオール8.0ではありません。
オール8.0です。ライティングスピーキング含めて4項目全てで8.0です。
無理でしょう?
私も挑戦しました。無理でした。時間の無駄です。
なぜか?
IELTSはすべて人間によって採点されています。
そのためライティングとスピーキングは採点者によってスコアが大きく変わります。
ただ私はどうしてもオール8.0を取らなければなりませんでした。永住権申請です。
どうしようもない悲壮感が私には漂っていました。
PTEに出会う
コンピューターベースのPTEアカデミックに出会ったのは昨年。
大した準備無しでIELTSオール7.0を取得できました。
これはイケると思い、3ヶ月対策をし続けました。
もうこれ以上英語試験は受けないと心に決めて。
そして3回目の試験。ついにオール79を獲得しました。
これはIELTSオール8.0に相当します。
まさか自分ができるとは思わなかった偉業。
アンビリーバブルでした。
スコアを受け取った当日は妻とともに喜びを分かち合いました。
英語試験の勉強は時間の無駄
IELTSもPTEもただの英語の試験。
試験ができても実際に日常生活で使えるわけでもありません。
現に私はIELTS PTEで覚えた単語や使いまわしなんて試験後すべて忘れてしまいました。
いまだにあの頃必死に勉強したのはなんて無駄だったんだろうと思います。
もっと専門の勉強など有意義なことに使えばよかったといつも思います。
英語試験で困っていて、もっと簡単な試験がないか探している方。
もし志望する機関がPTEのスコアを受けて入れているなら、一度考えてみては。
なぜPTEか。IELTSとの比較
ここではPTEとIELTSの試験比較を行います。
まずおおまかな違いから。
PTE
スコアは10~90点
コンピューターベースの試験
Writing Speaking含めすべてコンピュータープログラムによりスコア算出
Speakingはマイクに向かって話す
IELTS
スコアは1.0~9.0点
紙ベースの試験
Writing SpeakingはExaminerによりスコア算出
Speakingは直接面接官と話す
下はスコア換算表です。
習熟度レベル | PTE | IELTS |
Functional | 4.5 | 30 |
Vocational | 5 | 36 |
Competent | 6 | 50 |
Proficient | 7 | 65 |
Superior | 8 | 79 |
こちらはピアソン社が提供しているスコア表です。
参照元
試験難易度比較
どちらの試験が簡単か?これは場合によります。
私の場合、IELTSは合計10回受験し最高スコアは
Listening 8.0
Reading 7.5
Writing 7.5
Speaking 6.0
Overall 7.5
でした。
一方でPTEは合計3回受験し、最終的なスコアは
Listening 79 (IELTS 8.0相当)
Reading 85 (IELTS 8.5相当)
Speaking 85 (IELTS 8.5相当)
Writing 90 (IELTS 9.0相当)
Overall 86 (IELTS 9.0相当)
となりました。
スコア推移は以下の通りです。(カッコ内はIELTS換算時スコア)
Overall | Listening | Reading | Speaking | Writing | |
1回目 | 69 (7.0) | 66 (7.0) | 70 (7.0) | 73 (7.0) | 73 (7.0) |
2回目 | 76 (7.5) | 74 (7.0) | 76 (7.0) | 72 (7.0) | 80 (8.0) |
3回目 | 86 (9.0) | 79 (8.0) | 85 (8.5) | 85 (8.5) | 90 (9.0) |
試験ごとに成績が上がっているのがわかります。なぜならIELTSと比べ試験対策を立てやすいため、時間をかければスコアは順調に上がります。
PTE IELTS セクション別難易度比較
セクション別比較
セクション別の難易度比較を紹介します。
セクション | PTE | IELTS |
Listening | 普通 | 普通 |
Reading | やや難しい | 普通 |
Speaking | やや簡単 | 難しい |
Writing | 簡単 | 難しい |
Listening
質問形式はIELTSと大きく異なるものの、試験自体の難易度はそれほど変わりません。ただ、要約問題であるSummarize Spoken TextはIELTSにはないタイプの問題です。問題に慣れコンスタントに高得点を取るために対策は不可欠です。
Reading
IELTSよりやや難しいです。特に穴埋め問題のFill in the Blanksはわからない単語ばかりで混乱してしまうことも・・・しかし満点を取る必要はありませんので、自分が溶ける問題を確実に問いていけば大丈夫です。そしてセクション自体の難易度からか、採点自体も寛容?である印象を受けました。
Speaking
問題タイプがIELTSと全く異なります。IELTSは自分の意見や経験を答えていくのに対し、PTEアカデミックのスピーキングは基本的に自分の意見を求められることはありません。どちらの試験も受けたものとしては、単純比較はできませんが全体的にIELTS Speakingよりやや簡単だった印象を受けました。
Writing
IELTSと同様、PTEアカデミックのライティングではエッセイ問題があります。テンプレートを使用できるためIELTS Writingと比べて取り組みやすいです。しかし紙ではなくコンピューターに解答を打ち込むため、タイプミスに気をつける必要があります。またIELTSではエッセイ問題に40分程度費やせるのに対しPTEエッセイは20分しか与えられません。練習必須です。
サンプルテストを受けてみよう
IELTS7.0取れないで苦しんでいる方はPTEのサンプルテスト受けてみてはどうですか。
PTEアカデミックには公式のサンプルテストがあります。60アメリカドルを出すことで二回のオンライン模擬試験を受けることができます。この試験を受けることで実際の試験に慣れることができま、60ドルで2回分の試験を受けると思えば安いものです。
IELTS6.0とれていればIELTS7.0相当(PTE65)のスコアはコツを掴んで練習を重ねれば十分可能です。
このサンプルテストを通して実際の試験に慣れることが重要です。サンプルテストは実際の試験より難しく設計されているため、実際の試験では高い点数を期待できます。理由としては、サンプルテストを通してPTEの試験形式に慣れる、そしてサンプルテスト自体が難しいためです。
そのためこのPTEのサンプルテストで50/90取れていれば本番の試験で55~60点程度取ることは現実的です。65点あればIELTS7.0相当のスコアになります。
私の知り合いでサンプルテストで40点台をとった人が実際の試験で70点を取りました。一人や二人じゃありません。この方はIELTSで目標のスコア取れずに悩んでいました。その後PTEのサンプルテストを受けて1回の試験を受けただけでIELTS7.5相当のスコアを手に入れて希望の大学に入学することができました。そのため、IELTS5.5さえ取れていればIELTS7.0程度のスコアをPTEでとるのはとても現実的です。
英語の能力試験はただの試験です。対策を取れば取るほど成績は上がります。ただIELTSは基本的に難しくPTEの試験は非常に対策がしやすい、ただそれだけです。どちらの試験が良い悪いと言うのはありません、それはただのそれぞれの英語の試験の性質です。
ただ全体的にPTEの方が対策がしやすくスコアは上がりやすい傾向にあります。もし時間がなく早く留学をしなければいけないと言う場合にはPTEはすごく有効です。
注意点としては希望の教育機関がPTEを受け入れているかどうかを確認することが必要です。
英語マニアのような方にはPTEはとても物足りなく感じると思います。私のようにそもそもあまり英語に興味がないような人にとってはPTEはとても手っ取り早く希望のスコアまた少ない労力で得点することが可能です。PTEのスコアは通常5日以内にオンラインで成績を確認することができます。これはIELTSの2週間と比べても非常に速い。時間がない時にとても役立ちます。そのような方にとってはPTEをお勧めします。
IELTSでくすぶっているようなら、PTEのサンプルテストを受けてみて希望のスコアが取れるかどうか試してみてはどうでしょう。
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